今日は海外のクローン病事情について取り上げます。
第一回目はアメリカです。
アメリカにもクローン病患者さんは大勢います。
潰瘍性大腸炎と合わせて150万人(日本は15万人くらい)と言われています。
そんななか、アメリカのクローン病の食事療法の1つに、
患者さんに食事制限は必要ではないという考えがあります。
関西医科大学の長沼先生が紹介していましたが
CCFA(CROHN’S & COLITIS FOUNDATION OF AMERICA)
アメリカのクローン病患者さん向け情報団体サイトより
サイト↓
Diet and Nutrition(食生活と栄養摂取)
First of all, you may be surprised to learn that there is no evidence that anything in your diet history caused or contributed to these diseases. Once you develop IBD, however, paying special attention to what you eat may go a long way toward reducing symptoms and promoting healing.
(訳)まず、驚かれると思いますが、食べた物が原因でこの病気が引き起こされるという証拠はありません。けれども、この病気になった場合、食べ物に気をつけることは症状を和らげたり治癒を早めることに役立つでしょう。
Is there a special diet for people with IBD?
(炎症性腸疾患の患者さんの特別な食生活とは?)
The key point is to strive for a well-balanced, healthy diet. Healthy eating habits, of course, are desirable for everyone but they’re especially important for people with IBD.
(訳)大切なのはバランスの取れた健康によい食事を心がけることです。もちろん、健康的な食生活は何も炎症性腸疾患の患者さんに限ったことでなく、すべての方にとって好ましいことですね。
寛解を維持している場合に限り、家族や友人とご飯を楽しんでいます。
バランスの取れた食事を取れば制限は必要ではないと…
ほぉー
確かにわたしも過度な病院実習でのストレスで発症した気がします。
ただ、脂質30g以上取り続けた場合、炎症が悪化したというデータも見たことがあるので、少し制限は設けた方がいいようにも思います。
これが日本の、ひいては各自の生活に合うかわかりませんが
ひとつの考えとして知っといて良いかと思います。
海外の治療は興味がありますので、定期的に取り上げたいと思います。
※注意※
今回のアメリカのクローン情報についてはアメリカのクローン病患者さん向けの団体から引用しており、正確な情報とは断定できません。詳しくアメリカのクローン病事情を知りたい方は主治医やアメリカの病院の方に直接お聞きください!!
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