今回は炎症と栄養について取り上げます。
炎症は血清C反応性タンパク(CRP)という項目をみます。
下血や腹痛などの自覚症状がない場合でも、炎症があればCRPの数値は上がります。
たとえそれが寛解期でもです。
ここ大事です。
寛解期でも炎症が起きればCRPの数値はあがります
そのため、定期的に血液検査は実施しておいた方がよいです。
わたしも毎回の受診時に血液検査をやっています。
次に栄養状態ではアルブミン、血清総蛋白、総コレステロールの項目をみます。
クローン病は徐々に痩せてしまう病気です。
小腸に病変があると、栄養吸収が悪くなり、痩せてきます。
目安として1か月で5%以上減った場合は注意した方が良いと考えます。
わたしも毎日体重計にのって、
体重の変化をノートに記載しています。
このように、一回の血液検査で
貧血の有無、炎症の有無、体の栄養の状態など様々なことがわかります。
血液検査に加えて、レントゲンや内視鏡検査、便検査など日頃から検査を行い
クローン病の寛解期を維持して
自分らしい生活をしていきましょう。
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