再燃とは一度、症状が落ち着く寛解期から再度症状が悪化すること
食事を守っているけど
ストレスをためないようにしてるけど
治療を続けているけど
みんな再燃について恐怖があると思います。
わたしも怖いです…
なので、今回は再燃について取り上げていきます。
今日は東邦大学医療センターの松岡克善先生のインタビューを参考にお伝えしていきます。
まず伝えたいのが、再燃のしやすさと年齢、病歴の長さは関係あるか?
答え:あまり関係ないそうです。
若いから再燃しやすい、高齢だから再燃しにくい、病歴が長いから再燃しやすい、病歴が短いから再燃しにくいといった関係はあまりないそうです。
正確にはよくわかっていないが正しいのかな?
ただ、松岡先生の経験上、年齢とともに再燃をする人は減ってきている傾向はあるそうです。
50歳を越えて再燃する患者さんはほとんど見たことがないそうです。
50歳を超えて病気が悪化しているのは、腸管の狭窄などの症状が年齢とともに出てくる場合があるからとのことです。
加齢とともに再燃は減るが、腸の狭窄など別の症状がでて病気が悪化するケースがあるようですね。
また、再燃とストレスの関係もあるとは断言できないようです。
詳しくいうと、よくわかってないそうです。
再燃とストレスに関する研究はまだ2つしかないようです。
1つの論文は、クローン病ではなく潰瘍性大腸炎についてです。
「すごく強いストレスは潰瘍性大腸炎の再燃リスクを少し上げる」という結果でした。
もう1つの論文では、あまりそのことは再現されておらず、研究結果だけ見ると「ストレスはあまり再燃に関与していない」と言えます。
というように、クローン病の再燃とストレスに関することはあまりわかっていません。
しかし、松岡先生の病院では、「ストレスを感じた後に再燃した」とおっしゃる患者さんが非常に多いそうです。
これを松岡先生は
「本当にストレスで再燃していた患者さんがいる」
「ストレスが原因で再燃したと思い込んでいる」と2つの解釈をしました。
再燃とストレスに関することはもう少し研究の継続が必要そうですね。
再燃については日頃から、病院での定期的な血液検査や内視鏡検査を行い
なるべく腸に優しい食事をしつつ適度に運動をする
そして、なるべくストレスをためない
そんなクローン病に限らず、ほかの病気の予防になるような健康的な生活が
クローン病の再燃を予防する一番の方法かもしれませんね
次回、再燃について、食事との関連性をみていきます。
コメント