みなさん、こんにちは。
今回は前回の再燃の続きで「食事と再燃」について取り上げます。
クローン病患者の食事は厚生労働省の研究報告であるように
1日の脂質が30gを超えると再燃しやすいようです。
http://www.ibdjapan.org/patient/pdf/06.pdf
17ページあたりにそんな記載があります。
しかし、海外ではクローン病の患者の脂質を30g以内に制限した方がいいというマニュアルはないようです。(あくまで厚生労働省いわく)
有効な薬物治療がある現在、食事療法だけで再燃を抑えようとするのは少し現実的ではないのかもしれません。
ただ、1日の食事を脂質30g以内に抑えた方がいいという研究結果があるのも事実です。
脂質も体には必要な栄養ですが、取りすぎはやはり身体によくないと私は思います。
それで、今日、言いたいことは上記の内容ではなく
じつは・・・食事と再燃について明確にわかっていることはほとんどないそうです。
なぜかというと
クローン病でない人が
脂っこいものを食べたときに下痢をするように
これを食べたから、再燃しやすいということは人それぞれ違うからです。
同じカレーを食べて、腹痛を生じる人もいれば、しない人もいますし…
それぞれの体質や体格、症状、既往などいろんな要素が絡んで再燃がしやすい、しにくいがあるのかもしれません。
また、再燃について誤解している人いるようですが
「下痢をしたからすぐ再燃した!」
ではなく
●1週間以上、下痢や腹痛が続く
●血便がでている
●血液検査で炎症数値が高い
症状がある場合はすぐに病院に行ってください。
再燃の可能性があるようです。
再燃について明確にわかっていることは少ないですが、私も含めて再燃する人が少しでも減るといいですね。
しっかり正しい知識を身につけ、少しでも悩んだときや症状がでてきたときは主治医と相談しながらクローン病と向き合っていきましょう。
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