今回はステロイドとクローン病の治療薬の併用について取り上げます。
復習ですが、ステロイドというのは、免疫力を抑える薬のことです。
なので、体の免疫が過剰に作用していると免疫の力を抑えてくれます。
しかし、免疫の作用が落ちるということは、
これまでかかりづらかった感染症にもかかりやすくなるということです。
簡単に風邪をひきやすくなるということでね。
そして、クローン病の薬にも様々なタイプがあります。
大まかに共通しているのは、ステロイドと同様に免疫を抑える効果があるということです。
クローン病は自己免疫が過剰になって生じる病気ですから。
なので、ステロイドとクローン病の薬を併用することは、感染症によりかかりやすいということです。
加えて、大量の免疫抑制剤の投与は肝臓の機能を悪くする肝機能障害になりやすいです。
お医者さんが基本は判断することですが、
効果がすぐにでてきたり、逆に効果がなさそうなら
ステロイドの使用量を徐々に減らすべきかと個人的には考えます。
前回の記事でも書いたように
ステロイドはうまく使用すれば、
素晴らしい薬です。
なんとなく、怖いからというイメージだけで使用しないのではなく、
なぜ使っちゃダメなのか、どれくらいなら使用していいのかをお医者さんと相談しながら
治療を行っていきましょう。
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