今回の記事では、クローン病患者が、癌を予防するためには何かできることはないかというテーマで取り上げていきます。
まず、前の記事で扱ったように、炎症があると癌になりやすくなります。
そのため、クローン病患者が癌にならないためには
「適切な治療で、疾患のコントロールをしていただく」のが一番大切です。
血液検査の項目に腫瘍マーカーというものがあります。
大腸がんでは「CEA」という数値が上がってきたりすると、がんが疑わしいということになります。
しかし、この数値は、かなり進行しているがんでないと上がってきません。
大腸内視鏡検査で毎回ポリープが見つかったり、慢性に炎症が持続しているような場合は
「大腸がんのリスクが高い」と考えられます。
もし内視鏡検査を2年に1度にしていたら、検査の頻度を1年に1回にする
炎症を抑える薬を主治医と相談して服薬すると等、リスクに応じた対応が必要だと考えます。
福岡大学医学部の平井郁仁先生いわく
きちんと炎症を抑えることができれば、炎症性のがんを恐れる必要はないそうです。
ただ、炎症性のがんとは別に通常のがんもクローン病の人には起こり得ますので、
炎症性の癌ばかり注意するだけではよくありません。
例えば糖尿病があると肝臓がんや、すい臓がんのリスクが上がると言われています。
食事を気にしつつ、しっかり運動をして、睡眠をとるなど基本的な対策を継続してがん予防をしていきましょう。
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