♯37クローン病とお酒・アルコールとの付き合い方、実体験を交えて

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みなさん、こんにちは

わたしはビールが好きで、晩酌をするとしたらエビスビールのロング缶を飲みます。普段はあまりお酒を飲みませんが、たまに自宅で晩酌をしたり、友人と外食をするときにお酒を楽しむことがあります。今回は私の実体験を交えながらお酒・アルコールについてお話をしたいと思います。

🍷 クローン病とアルコールの関係

アルコールに関する考え方も寛解期・活動期で異なります。

アルコールは消化管に刺激を与えるため、症状の悪化や再燃のリスクを高める可能性があります。特に活動期(症状が出ている時期)には、アルコールの摂取は避けるべきとされています。

一方で、寛解期(症状が落ち着いている時期)には、適量の飲酒が可能とされる場合もあります。ただし、個人差が大きいため、主治医と相談の上で判断することが重要です。


🍺 飲酒が腸に与える影響

アルコールは以下のような影響を腸に及ぼす可能性があります:

  • 腸粘膜の刺激:アルコールは腸の粘膜を刺激し、炎症を悪化させる可能性があります。
  • 腸内フローラの乱れ:アルコールの摂取は腸内細菌のバランスを崩し、消化機能に影響を与えることがあります。
  • 水分吸収の阻害:アルコールは腸からの水分吸収を妨げ、下痢を引き起こす原因となることがあります。
  • 免疫機能への影響:アルコールの摂取は免疫機能を低下させ、炎症の悪化や感染症のリスクを高める可能性があります。

🍶 飲んでもよいとされるお酒の種類と量

寛解期については、海外含めたガイドライン等で特に制限はありませんが、一般的に”適量”が推奨されています。一般的に適量は厚生労働省が定める定義ではアルコール20gとなってまして、ビールでは500ml程度、日本酒は1合とされています。

▶ 適量の目安(厚生労働省の基準より)

  • アルコール20g程度
    • ビール:約500ml(中瓶1本)
    • 日本酒:約1合(180ml)
    • ワイン:約120ml
    • 蒸留酒(ウイスキーなど):約30ml

▶ 種類ごとの特徴

  • 赤ワイン:ポリフェノールが含まれており、適量であれば比較的腸への刺激が少ないと言われています。
  • 焼酎・ウイスキーなどの蒸留酒:糖質が少なく、体にやさしいと言われることも。ただしアルコール度数が高いため、水やソーダで割って飲むのがおすすめです。

※あくまで目安です。個人の病状や薬の内容によっては、これらの量でも問題となる可能性があります。これらはあくまで一般的な目安であり、個人の体調や病状によって適切な量は異なります。また、飲酒の頻度は週に1〜2回程度に抑えることが望ましいとされています。


⚠️ 飲酒時の注意点

  • 空腹時の飲酒は避ける:食事と一緒に飲むことで、アルコールの吸収を緩やかにし、腸への刺激を軽減できます。
  • 冷たい飲み物は控える:冷たいアルコール飲料は腸を刺激する可能性があるため、常温または温かい飲み物を選ぶと良いでしょう。
  • 炭酸飲料は注意:炭酸は腸内にガスを発生させ、腹部膨満感や不快感を引き起こすことがあります。
  • 体調の変化に敏感になる:飲酒後に腹痛や下痢などの症状が現れた場合は、すぐに飲酒を中止し、主治医に相談してください。

📝 実体験を含めたまとめ

  • 活動期:アルコールの摂取は避ける。
  • 寛解期:主治医の許可があり、体調が安定している場合に限り、適量の飲酒が可能。
  • 飲酒時の注意:空腹時や冷たい飲み物、炭酸飲料は避け、体調の変化に注意を払う。

私自身、これまでお酒を飲んで翌日に腹痛や下痢になったことはありません。大学生の頃のような一気飲みや、何杯もおかわりするような飲み方はしていません。晩酌や友人との外食でも、ビールのロング缶1本程度にとどめています

主治医からも、「たしなむ程度なら問題ない」とアドバイスを受けています。また、お酒を飲む時間は、家族や友人、職場の人たちと楽しく過ごし、ストレス解消にもつながっています。

大事なのは、自分の体調をよく観察し、無理のない範囲で楽しむことだと思います。

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