♯41肝臓ってどんな働きをしているの?5つのすごい役割と健康のためのポイント

医療関連(症状、薬など)

みなさん、こんにちは。

昨日、大学病院で定期検診を受けてきました。血液データを見ると肝臓の数値だけが上昇しており、原因は不明とのことでした。

自分でも気になって調べてみたのですが、そもそも肝臓ってどんな役割をしているのだろう? 肝臓の機能は? 評価は? 対策は? と、疑問に思うことがたくさんありました。
なので今回は肝臓の機能について紹介していきたいと思います。


🧠 肝臓は「体の化学工場」

肝臓はお腹の右上、肋骨の下あたりにある大きな臓器で、重さは約1~1.5kg。
体の中で最も重い臓器でもあります。


🌟 肝臓の5つの主な働き

1. エネルギーをためたり、使ったり(代謝のコントロール)

肝臓は食べ物から吸収した栄養を使いやすい形に変えたり、必要に応じて蓄えたりします。

  • ごはんを食べると血糖値が上がる → 肝臓が糖を「グリコーゲン」として蓄える
  • エネルギーが足りないとき → グリコーゲンを分解して血糖値をキープ
  • タンパク質や脂肪も処理して、必要な成分に作り変える

つまり肝臓は、体のエネルギーバランスを整える司令塔のような存在です。


2. 有害物質を分解・無毒化(解毒)

お酒、薬、食品添加物…私たちが体に取り込むものの中には、肝臓で処理しないと危険なものもあります。

肝臓はそれらを分解して無毒なものに変える役割を担っており、まさに体のフィルターのような存在です。


3. 胆汁(たんじゅう)を作る(消化のサポート)

肝臓は「胆汁」という消化液を作って、脂肪の消化を助けます。

この胆汁は、脂っこい食べ物を食べたときに大活躍!
胆のうに一時的に蓄えられ、必要なときに腸へ流れます。


4. 血液を作る材料を合成(たんぱく質の工場)

肝臓では、以下のような重要なたんぱく質が作られています。

  • アルブミン(血液中の水分バランスを保つ)
  • 血液を固める因子(出血を止めるために必要)

これらが足りなくなると、浮腫(むくみ)や出血しやすくなる原因になります。


5. 体を守る(免疫の働き)

肝臓の中には「クッパー細胞」という免疫細胞がいて、血液の中を流れる細菌やウイルス、異物をパトロールしています。
つまり、肝臓は体の中の免疫基地でもあるんです。


🛑 なぜ「沈黙の臓器」と呼ばれるの?

肝臓には痛みを感じる神経が少ないため、多少ダメージを受けても症状が出にくいのが特徴です。
そのため、異常に気づいたときにはすでに進行していることも…。

定期的な健康診断や血液検査は、「沈黙の臓器」からのサインを見逃さないためにとても大切です。


✅ 肝臓を元気に保つための生活習慣

  • 🍺 お酒はほどほどに(連日飲酒は控えめに)
  • 🍔 脂っこい食事を控える(脂肪肝の予防に)
  • 🏃‍♀️ 軽い運動を習慣に(血流改善&代謝アップ)
  • 💊 薬は必要最小限に(市販薬も含めて注意)
  • 🧘‍♂️ ストレスをためすぎない(自律神経と肝機能はつながっている)

✨ 実体験をふまえて、まとめ

肝臓は、代謝・解毒・免疫など、たくさんの仕事をこなしています。普段はあまり意識しませんが、元気に生きていくには欠かせない存在です。

クローン病は小腸・大腸をメインに症状が出る病気ですが、主治医いわく、肝臓の機能が低下することもあるそうです。
特にクローン病では服薬によって薬剤性の肝機能障害になることもあります。

次回のブログでは、肝機能の障害や肝臓の評価について少し触れていきたいと思います。

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