こんにちは。今回はクローン病を発症して4年目のときに2人目の主治医と話した内容をもとに記事をかいてみたいと思います。これは私自身も経験したことで、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
◆ クローン病は「移動する病気」?
クローン病は、口から肛門まで消化管のどこにでも炎症が起こる病気です。特徴的なのが、「連続して炎症が起きるわけではない」ということ。
そのため、治療をして一度よくなった部分があると、「あれ?前に痛かった場所じゃないところが痛い…」ということが起きる場合があります。
◆ 治療で病変がよくなることもある
薬や栄養療法などで炎症が落ち着くと、内視鏡で見える病変がきれいになったり、消えてしまったりすることもあります。これを「内視鏡的寛解」といいます。
つまり、治療が効けば病変の範囲が縮小することも十分にあります。
◆ 【体験談】「炎症が治まったのに、また別の場所が…」
私自身、初めてクローン病と診断されたときは小腸大腸型でした。ペンタサと栄養療養で症状が落ち着き年に1回の内視鏡検査で
主治医「昨年、炎症があった下行結腸の部位の炎症はきれいになってるね」と言ってくれました。一瞬喜びましたが、「でも、今度は横行結腸に炎症ができているわ」と続けました。
「せっかく治療したのに、なんで別の場所に?」とショックでしたが、先生から「クローン病は場所が変わることもある」と説明を受けて納得。
それ以降は、今どこで炎症が起きてるのかを定期的に確認することの大切さを強く意識するようになりました。
◆ 「治ってきたはずなのに症状が変?」と思ったら
もし、
- 痛みの場所が変わった
- お腹の張り方が違う
- 下痢や出血が再発してきた
と感じたら、自己判断せずにすぐ主治医に相談しましょう。症状が変わっても、それが「悪化」なのか「場所が変わっただけ」なのか、自分で判断するのはとても難しいです。
◆ 最後に
クローン病は「変化していく病気」です。でも、今は多くの治療法があり、適切な対応をすればコントロール可能な病気でもあります。
治療によってよくなることもあるし、新しい病変が出てもまた対応できます。だからこそ、自分の体の様子をしっかり把握し、定期的な検査や診察を大切にしていきましょう。
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