♯52クローン病患者向け、猛暑日に気を付けたい5つのポイント

医療関連(症状、薬など)

みなさん、こんにちは。今日は特に暑かったですね。岐阜では38度を記録したとか。

今回は、クローン病と暑さの関係について取り上げたいと思います。

夏になると年々暑さが厳しくなってきていますが、クローン病を抱える私たちにとって猛暑日は特に注意が必要な日でもあります。炎症性腸疾患を抱えていると、普通の人よりも体調に変化が出やすく、ちょっとした油断が体調悪化の引き金になることも…。

この記事では、猛暑日にクローン病患者が気をつけたいポイントを5つに分けてご紹介します。


① 脱水症状に要注意

クローン病では、下痢が続いたり、腸の吸収がうまくいかなかったりするため、脱水症状を起こしやすい体質です。

猛暑日は汗をたくさんかくことで水分と電解質が一気に失われます。特に、ステロイドや免疫抑制剤を服用している方は体内の塩分バランスが崩れやすく、体力が急激に落ちることも。

👉 対策:

  • こまめな水分補給を。
  • 経口補水液や塩分入りのドリンクも活用。
  • 一気にがぶ飲みせず、少しずつ何回にも分けて飲むのがベター。

② 食欲不振と栄養不足

暑さで食欲が落ちると、どうしても食事量が減ってしまいます。しかし、クローン病では少しの栄養不足が体力の低下や炎症の悪化につながるため注意が必要です。

無理して重たいものを食べる必要はありませんが、消化にやさしい・刺激の少ない食事を少しずつ摂る工夫が大切です。

👉 食べやすい例:

  • 冷たいおかゆ
  • そうめん(油を控える)
  • 冷奴や卵豆腐
  • 栄養補助食品(エンシュアなど)

③ 食中毒リスクが高まる

クローン病で腸が弱っている人は、軽い食中毒でも強い腹痛や下痢につながりやすいです。特に猛暑日は食品が傷みやすく、注意が必要です。

👉 気をつけたいポイント:

  • 調理後すぐ食べる
  • 作り置きは冷蔵保存を徹底
  • 生もの・惣菜・お弁当の管理に細心の注意を

④ 紫外線と薬の影響

アザチオプリンなどの免疫抑制剤を使用している方は、紫外線に対する感受性が高まることがあります。日焼けで皮膚炎を起こすこともあるため、紫外線対策も欠かせません。

👉 対策:

  • 外出時は日焼け止めを使用
  • 帽子や日傘、長袖で対策
  • 屋外はなるべく日陰を選ぶ

⑤ 熱中症とクローン病の症状は似ている?

熱中症の初期症状には、だるさ・頭痛・吐き気・食欲不振などがあります。これらはクローン病の活動期の症状と似ているため、体調の変化に気づきにくいことがあります。

「これはクローン病の悪化?」と思っていたら実は熱中症だった…ということも。

👉 異変を感じたら:

  • 体温や水分補給状況を確認
  • すぐに涼しい場所で休む
  • 不安があれば医療機関へ相談を

最後に:無理せず、体調第一で

クローン病とともに生きていると、気温や湿度といった環境の変化が体調に大きく影響することを実感します。とくに猛暑日は、脱水・食中毒・熱中症など複数のリスクが重なる時期です。

無理をせず、少しでも「いつもと違う」と感じたら、早めに休む、冷房を使う、水分を補給するなど、自分の体を守る行動をとってください。わたしは薬局でよく売っているタブレット塩分プラスが好きで、妻が買ってきてくれます。おいしいし塩分も取れて一石二鳥です。

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この夏をみなさんが体調が安定したまま、無事に夏を乗り切れますように。

体調を優先させながら夏を過ごしていきましょう。

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