夏は気温と湿度が上がり、クローン病患者にとって体調管理が難しい季節です。特に脱水・食欲低下・睡眠不足・ストレスが病状に影響を与えるため、季節に合った対策がとても重要です。
今回は、活動期と寛解期の状態別に、夏を快適に過ごすための注意点や具体的な対策をまとめました。記事を読んでいって、ご自身で気を付けていることがあればぜひコメントを残してください。
🔄共通して意識したい「夏の基本対策」
項目 | 内容 |
---|
水分補給 | 常温の水、経口補水液などで脱水対策 |
熱中症予防 | 室温28℃以下をキープ。日中の外出は控える |
食事の工夫 | ツルッと食べやすい、冷たくて低脂質の料理 |
睡眠の確保 | 寝苦しい夜は冷却グッズやエアコンを活用 |
体調記録 | 食事・便の回数・腹痛・体重などの変化を記録 |
通院管理 | 体調が崩れる前に検査・処方を見直しておく |
🟥活動期(症状が出ている時)の注意点
カテゴリ | 実施すべきこと | 理由・ポイント |
---|
🥣 食事 | 消化にやさしい冷たいおかゆ、素うどん、スープ | 腸への負担を最小限に。刺激物・脂質は避ける |
💧 水分補給 | 経口補水液・白湯・常温の水を少量ずつ | 下痢や発熱があると脱水になりやすい |
💤 睡眠 | 冷房を活用し、夜間の覚醒を防ぐ | 睡眠不足は免疫・炎症悪化に直結 |
🛌 休息 | 体調に応じて昼寝・分散活動を導入 | 無理をせずエネルギーを温存 |
🩺 通院 | 症状メモを持って早めに受診 | 活動期は悪化を食い止めることが最優先 |
🟩寛解期(落ち着いている時)の注意点
カテゴリ | 実施すべきこと | 理由・ポイント |
---|
🍽️ 食事 | 冷やしうどん・豆腐そうめん・冷製雑炊など | 食欲低下時でも栄養バランスを保つ |
👟 運動 | 室内での軽いストレッチや散歩(朝・夕) | 暑さを避けつつ腸の動きを維持 |
📓 体調管理 | 下痢や腹痛の兆候、体重変化の記録 | 寛解を保つには日々の観察がカギ |
🏥 通院 | 血液検査・内視鏡検査などの事前予約 | 安定期こそフォローアップが重要 |
🧳 外出計画 | 旅行・帰省時はトイレ・食事の事前確認 | ストレスを最小限に抑える工夫が有効 |
🌟夏におすすめの冷たいメニュー例(活動期/寛解期)
メニュー | 寛解期 | 活動期 |
---|
冷やしうどん(ささみ・オクラ) | ◎ | △(具材は避けて素うどん) |
冷製ポタージュ(じゃがいも・豆乳) | ◎ | ◎ |
白がゆ+大根おろし | ◯ | ◎ |
フルーツ寒天(バナナ入り) | ◎ | △(下痢がある時は注意) |
冷やし茶碗蒸し | ◎ | △(卵に敏感な場合は控える) |
✅まとめ:夏の体調管理は「意識と準備」がカギ
- クローン病患者にとって、夏は「隠れ脱水」や「食欲低下」などに注意が必要な季節です。脱水になってくると食べることをめんどくさがり、余計悪化していきます。わたしは丸亀製麺が好きで、よく冷やしメニューを注文して夏を乗り切ることがここ数年は多くありました。
- 活動期と寛解期で「できること・控えるべきこと」を分けて考えることが、症状悪化を防ぐポイントです。
- 体調が悪くなる前に、こまめなケアと医療との連携を心がけましょう。
コメント