♯57【保存版】腸の有名な疾患まとめ|有名度・発症率・重症度を★で評価

医療関連(症状、薬など)

みなさん、こんにちは。長い期間、ブログの更新が滞ってしまい申し訳ありません。

私生活で引っ越しや患者仲間の友人に会ったり、まとまった時間が取れませんでした。

ありがたいことにブログの閲覧者が少しずつ増えてきて、今後、ブログで取り上げる内容をクローン病だけでなく、腸疾患の有名なものも取り上げていこかと思いました。クローン病のブログなのでクローン病を中心に取り上げることはかわりません。

今日の記事では、クローン病や潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群など、ニュースや医療現場でもよく耳にする腸の代表的な疾患を、有名度・発症率・重症度の3つの観点から★で評価しました。★の数については筆者の個人的見解が多く含まれており、医学的根拠があるものではないので参考程度にしてください。


腸の有名な疾患 一覧表

疾患名有名度発症率重症度主な特徴
クローン病★★★★☆★★☆☆☆★★★★★消化管のどこにでも炎症が起こる慢性疾患。若年層に多く、完治が難しい。
潰瘍性大腸炎★★★★★★★☆☆☆★★★★☆大腸の粘膜にびまん性炎症。血便・下痢が特徴。
過敏性腸症候群(IBS)★★★★★★★★★☆★★☆☆☆器質的異常なし。ストレスや自律神経が関与。
虚血性腸炎★★★☆☆★★☆☆☆★★★☆☆血流障害で腸が炎症。中高年女性に多い。
大腸がん★★★★★★★★★★★★★★★日本で罹患者数が最も多いがんの一つ。
大腸ポリープ★★★★☆★★★★☆★★☆☆☆良性だが一部はがん化する。
セリアック病(グルテン不耐症)★★☆☆☆★☆☆☆☆★★★☆☆欧米で有名。グルテンで免疫反応。
腸結核★★☆☆☆★☆☆☆☆★★★★☆結核菌が腸に感染。クローン病に似た症状。

疾患ごとの簡単な解説

1. クローン病

20〜30代での発症が多く、小腸や大腸だけでなく、口から肛門まで消化管全体に炎症が広がる可能性があります。完治が難しく、再燃と寛解を繰り返すのが特徴です。

2. 潰瘍性大腸炎

大腸の粘膜に炎症と潰瘍が広がり、血便や下痢が続きます。日本では指定難病で、近年患者数が増加しています。

3. 過敏性腸症候群(IBS)

検査で異常がないのに、腹痛や下痢・便秘が慢性的に続く疾患です。ストレスや生活習慣が大きく関わります。

4. 虚血性腸炎

腸への血流が一時的に減少して起こる炎症。突然の腹痛と血便が特徴で、中高年女性に多くみられます。

5. 大腸がん

日本人に非常に多いがんで、食生活の欧米化や高齢化が関与しています。早期発見なら治療率は高いです。

6. 大腸ポリープ

腸の粘膜が盛り上がった良性腫瘍。放置すると一部はがん化します。内視鏡で切除できるため、健診が重要です。

7. セリアック病

小麦などに含まれるグルテンで免疫反応が起こり、小腸粘膜が傷つきます。欧米では知名度が高いですが、日本ではまれです。

8. 腸結核

結核菌が腸に感染して炎症や潰瘍を起こします。症状はクローン病に似ており、鑑別が重要です。


💡 まとめ
腸の病気は「重症だけど発症は少ないもの(クローン病)」「発症率は高いが重症化しにくいもの(IBS)」など、性質がさまざまです。細かい疾患まで数えるとかなり多くあります。今後は、疾患の特徴、使用されている薬、患者会で知り合った方々の生の声などを取り上げていきたいと思います。

いずれにしても、もし腸疾患になった場合、定期的な健診や、便の状態・腹痛などの変化に注意することが、早期発見・早期治療につながります。

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