前回は旅行準備で困ったことをお話ししましたが、今回は移動中に直面したトラブルについてご紹介します。
クローン病を抱えての長時間移動は、健康なときとは違った配慮が必要です。
1. 機内食の問題
利用したカンタス航空では、機内食は基本的に脂質が多めです。
そこで、追加料金を払い糖尿病食に変更しました。低脂質で比較的安心できる内容でしたが、2回目の機内食は普通食のほうがヘルシーだったため、そのときは妻と交換しました。
「必ず特別食が健康的」とは限らないのは、意外な発見でした。
2. トイレが近い問題
長時間のフライトでは、トイレに行く回数も多くなります。
周囲に気を使わず移動できるよう、通路側かつトイレに近い座席を事前指定しました。これは精神的にもかなり安心感がありました。
3. トランジットと薬の持ち込み
今回の旅程ではシドニー経由でバースに向かいましたが、ここで問題が発生です。
常用しているペンタサは機内持ち込みできたものの、栄養剤のエレンタールは液体扱いとなり、持ち込むことができませんでした。
そのため、半日以上エレンタールが服用できない状態に・・・。事前に主治医から了承は得ていましたが、もし服用必須の薬であれば、トランジット空港で一度荷物を受け取り服用し、次の便や翌日の便で目的地に向かう必要があったと思います。
経由便を使う場合は、薬の輸送や服用タイミングまで事前にシミュレーションしておくことが重要です。
次回は、いよいよ「旅先であった苦労話」をお伝えします。
コメント