みなさん、こんにちは。
今日の記事は私も服用しているペンタサ顆粒が及ぼす肝機能への影響についてお話します。
潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の治療薬として広く使われている「ペンタサ顆粒(有効成分:メサラジン)」。腸の炎症を抑える効果があり、多くの患者さんにとって欠かせない薬ですがまれに肝機能に影響を与えることがあると報告されています。
ペンタサ顆粒とは?
ペンタサ顆粒は、腸の粘膜に直接働きかけて炎症を鎮める薬で、長期にわたって使用されることが多いお薬です。比較的副作用が少ないとされていますが、体質や体調によっては注意が必要な場合もあります。
肝機能に与える影響とは?
ごくまれに、ペンタサの服用により以下のような肝機能障害が報告されています:
- AST(GOT)やALT(GPT)、γ-GTPなどの肝酵素の上昇
- 黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなる)
- 倦怠感や食欲不振
- 肝炎のような症状(ごくまれ)
※参考文献:medicalオンラインという医学系のサイトを今回参考にさせていただきました。
実際に服用してみてどうか
私もペンタサを服用して8年目となります。服用2年目から血液データでγ-gtpの数値が200前後まで上昇することが多くなりました。
肝臓の専門医にエコーや診察をしてもらいましたが、肝臓自体の働きや形、大きさなどに異常がみられずでした。日常生活もクローン病特有の便秘や腹痛が1カ月に1度か2度くらいありますが、それ以外はみられません。
なぜに肝機能の数値が上昇するのか
ペンタサ顆粒の主成分のメラサジンが肝細胞に毒性を及ぼし、薬剤性肝障害を引き起こすことがあります。しかし詳しいメカニズムはまだ解明されていません。
そのほかの理由として、自己免疫性を活性化させてしまったり、腎機能が悪くなっている人が肝臓に負担をかけてしまったり、併用している薬と悪さをしてしまうこともあるようです。
今後どうすればよいのか
多くの患者さんにとって症状をコントロールするのに有効なお薬です。必要以上に心配する必要はありませんが、「薬の副作用について正しく知り、体調の変化に敏感になること」が大切だと思います。
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