みなさん、こんにちは
今日は普段から私が食べている身近な食品と腸の関係についてお話をしたいと思います。意外と知られていない健康のために良かれと思って選んでいる食べ物が、実はあなたのお腹を困らせているかもしれません。
1. 脂質と腸の知られざる関係
脂質は私たちの体にとって大切なエネルギー源ですが、実は腸にとっては非常に強い刺激物でもあります。
脂っこいものを食べた後に下痢をしやすいのは、単に「油が合わない」からだけではありません。 脂質が体内に入ると、それを消化するために肝臓から胆汁酸(たんじゅうさん)という成分が分泌されます。 この胆汁酸が一度に大量に分泌されたり、腸でうまく吸収されなかったりすると、大腸を直接刺激してしまいます。
その結果、大腸がパニックを起こして水分を過剰に出し、ぜん動運動が激しくなることで、水のような下痢を引き起こしてしまうのです。
2. 腸を刺激する「3つの意外な食べ物」
健康の代名詞のような食べ物も、腸の状態によっては「刺激のスイッチ」を強く押しすぎてしまいます。
ブラックコーヒー
コーヒーに含まれるカフェインは、自律神経を刺激して腸の動きを活発にします。 また、コーヒーに含まれる成分は胃からガストリンというホルモンを放出させます。 このホルモンは大腸に「早く中身を送り出せ!」という命令を出すため、飲んですぐに便意を感じることがあるのです。
牛乳
日本人の多くは、牛乳に含まれる糖分である乳糖(ラクトース)を分解する力が弱いと言われています。 分解しきれなかった乳糖が大腸に届くと、腸内の水分バランスを乱し、さらに腸内細菌によって急激に発酵されます。 これによって発生したガスや水分が、お腹のゴロゴロ感や下痢を招きます。
納豆
納豆は素晴らしい発酵食品ですが、原料の大豆にはオリゴ糖が豊富に含まれています。 このオリゴ糖が腸内で急激に発酵すると、大量のガスや酸が発生します。 腸が敏感になっているときには、このガスによる膨らみや酸の刺激が負担となり、逆にお腹を下す原因になってしまうことがあります。
3. お腹を守りながら楽しむ「おすすめの摂取法」
大好きなものや体にいいものを諦める必要はありません。 ほんの少しの工夫で、腸への刺激を和らげることができます。
コーヒーは「空腹」を避けて
ブラックコーヒーを空腹時に飲むと、胃腸への刺激がダイレクトに伝わります。 何か一口食べてから飲むか、少量の豆乳や植物性ミルクを加えてマイルドにすることで、急激なホルモン分泌を抑えることができます。
牛乳は「お腹に優しいタイプ」を
乳糖をあらかじめ分解してある「乳糖不耐症向け」の牛乳を選んでみてください。 また、冷たいままだと温度の刺激も加わるため、少し温めてからゆっくり飲むのがおすすめです。
納豆は「粒」と「量」に注目
納豆でお腹が張りやすい人は、一回に食べる量を半分に減らして様子を見てみましょう。 また、ひきわり納豆よりも「粒納豆」の方が分解のスピードが穏やかで、腸への刺激が比較的少なくなります。
まとめ
私たちの腸は、一人ひとり全く違う個性を持っています。 「一般的に体にいいもの」が、今の自分の腸にとって最適とは限りません。 まずは自分の腸が何に反応しやすいかを知り、量を調節したり、摂り方を変えたりして、お腹と仲良く付き合っていきましょう。

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